病気の経験1

2024年12月15日 0 投稿者: support

皆様こんにちは
この場を担当させて頂くことになって、挨拶の次で初めての投稿となります。
このブログを読んで頂けているということは、少なからず小児がんに興味や関心を持って頂いているのかもしれませんね。

私は阿部ゆかり先生の3冊目の著書「その症状 医療的なトラウマかも」で自分自身の経験を書かせて頂きました。
この場では、その内容も含めて小児がん経験を実際に持つ者として発信して行けたらと思っています。
著書の中にも書かせて頂いていますが、病気や治療は辛く苦しいものではありましたが、私は強運だなと思っています。
そんな私の経験を順を追って書いていきたいと思います。

私は中学生の時に病気になったことがあります。

最初は便秘からでした。
ある日から便秘が始まり、私は今まで一度も便秘になったことがなかったのですが、その時は少し変だなくらいにしか思っていませんでした。
ですが便秘は何日も続き、腹痛も出てきました。
その頃には流石におかしい事に気づいていましたが、様子見をしていました。

そして1週間以上経った頃でしょうか、夜中に突如強烈な痛みに襲われました。
吐くほどの激痛で、耐えられず泣き叫びました。
すぐに救急車を呼び、搬送され検査をしましたがただの便秘と診断され、その日は浣腸をして帰りました。
ですが翌日も同じような痛みが現れました。
そして再び救急車で搬送され検査をしましたが、結果は同じでした。

連日の痛みで疲れ果てていましたが、次の日に別の病院へ検査に行きました。
胃カメラをしましたが、ここでは調べきれないという事で別の大きい病院を紹介され、すぐその病院に向かいエコー検査をすると、腸に腫瘍が見つかり、その翌日早朝に大学病院へ搬送されて手術をする事になりました。

この経験を読んで頂いて気付く方もいらっしゃると思いますが、痛みなどの症状が出て病院に行ってもすぐに病名が分からないことはよくあることのようです。
身体の中のことですから、症状だけを診てすぐに病名を特定できるというのは難しいですよね。

では、この場は日曜日ごとに記事をアップしていきたいと思いますので、続きは来週に発信させて頂きます。