病気の経験2
2024年12月22日皆様こんにちは
今回は手術と術後について書いていきたいと思います。
ここから私の中で一番のトラウマの入院生活が始まります。
退院して8年以上経ってはいますが、未だにこの事を思い出したり、書いたりする度に体調が悪くなりますね。
それでは、始めていきます。
大学病院に搬送されてすぐに尿管を入れられ、そのまま手術室へ。
そして全身麻酔をされて手術が始まりました。
当初の予定では、手術は3時間程度で終わるはずでしたが、予想以上に腫瘍がありその上大きかった為、最終的に6~7時間以上もかかったそうです。
手術自体は無事成功し、腫瘍5つの内、4つは取り除き、残りの1つは取ると悪さをしそうということで、この腫瘍は抗がん剤で治すことになりました(私自身はこの情報を少し後に知ることになります)。
今までの腹痛、嘔吐の原因は『腸重積』という病気でした。
小腸が大腸の中に入り込んでしまい、腸閉塞と似たような状態になり、早急に治療しないと腸が壊死し、死に至る可能性が高いそうです。
0~3歳児の乳幼児に多く、稀に成人で発症したり、腫瘍が原因となるケースがある様です。私は稀の方でした。
発症してから24時間以内なら手術はせず、他の方法で治すことが出来るみたいなのですが、私の場合は確実に48時間以上経っていて重症化していたので、手術せざるを得なかったという事でした。
触診での発見は困難で、エコー検査などをしないと中々見つからないらしく、私が救急車で搬送された病院では、触診のみだったので見つける事が出来なかったといった感じですね。
そして便秘の原因は腫瘍が小腸を完全に塞いでいた為、起こった事でした。
手術が終わり、私は病室へ移され目を覚ましましたが、痛みと吐き気で身動きが取れませんでした。
鼻管のせいでえずき、手術の傷が痛み、動いたせいでまたえずき、そして傷が痛むというのを何回も繰り返し、声を出すことも出来ず、ただただ疲れて涙を流していました。
声は出せませんでしたが、腕と指は動かせていたので母親のスマホでして欲しいことを伝えたりしていました。
それでも体を拭いたり、敷くものを変えたりするために体を動かさないといけなかったので、その時は辛かったですね。
数日後に鼻管や尿管を抜く許可が出て、抜いた瞬間は解放感が凄かったです。
その後は声を出せるようになり、起き上がれるようになり、飲み物も飲めるようになり、傷は痛みますがそれくらいで経過はかなり順調でした。
私はこのまま帰れるのかなーなんて呑気な事を思っていましたが、残念ながらそんなことは無く、小児科に移されるという話が出ました。
そして何も分からないまま、あっという間に小児科に移ることになりました。
今回はここまでにしようと思います。
実は病気の発見に関わる便秘が始まる数ヶ月程前から、精神的な理由で酷い腹痛・下痢があって検査をしたり、アトピー持ちでアトピーが酷くなって入院したりというのがありまして、身体の不調はずっと続いていました。
そういうのもあり、私は元々少しふっくらとしていましたが、最終的に10kg以上痩せてあばらが浮き出る程度になっていました。
当時の私も自分の姿を見て、こんなに痩せたのかと思いびっくりしてましたね。
そして次回で腫瘍が出来た原因が分かります。
また来週もお付き合い頂けたら嬉しいです。