病気の経験7

2025年1月26日 0 投稿者: support

皆様こんにちは

最近ローソンに二郎系ラーメンが売っていたのを見つけて、気になって食べてみました。
1回食べたらもうしばらくはいいかな、となる気持ちがよく分かりましたね。
濃い味とか油物が好きな私もしばらくいいかなと思ったくらい油っこくて重かったです。その後お腹壊しましたしね。
それと同時にコンビニのでは無く、お店の二郎系ラーメンは1回食べてみたいとも思いました。
対人恐怖症なので外食は怖くて出来ないんですけどね。
あっという間に部屋中がニンニク臭くなって、空気清浄機が1時間くらい頑張って空気を綺麗にしていました。

さて、今回は前処置とその副作用について書いていきたいと思います。
それでは、始めていきます。

抗がん剤治療の最終検査が終わってから、移植についての説明がありました。
移植をする前に、前処置という免疫を極限まで無くす処置をするという事でした。
免疫を無くす理由は、免疫がある状態で移植をしようとすると、自分の免疫でドナーの細胞を拒絶してしまうからです。
減らす為にする処置は全身への放射線投射、毎日大量の抗がん剤投与がありました。
これにより正常な細胞諸共、悪い細胞を破壊できるということですね。
ですが副作用もあり、放射線投射の副作用で日焼けのような状態や色素沈着、通常の化学治療よりも強い吐き気と腹痛、通常と同じような倦怠感、脱毛などがあるみたいでした。
細胞の破壊をするための処置なので、強い副作用が出るのも予想は出来ました。
期間は1週間程で、それが終わったら移植に入るという内容でした。
そして私は大部屋から隔離個室へと移されました。

前処置の初日は放射線投射のみでした。
放射線投射は寝台の上で仰向けになり、その上にガラス板のような物をセットされ、そこに放射線の影響が少なくなるよう、眼の場所に遮眼出来る物を置かれて投射されました。
時間にしてはほんの数分くらいで、何の苦痛もありませんでした。
そして2日目から大量の抗がん剤投与が始まり、特に体調に変わりはありませんでしたが、3日目になってから今までとは比にならない程の吐き気と腹痛が襲ってきました。
副作用の中でも特に印象深かったのは腹痛でした。

脂汗が出るくらいの痛みで、何回も腹痛がおきて、それが続いて気絶しそうになる事もありました。
放射線投射で放射性物質が少なからず体に入っているので排泄は普通のトイレではなく、個室に置いてある便器型の椅子に袋を広げてそこでしていました。
ベッドから椅子までたった2m程でしたが、母に支えてもらうか車椅子でないと、その距離ですら移動出来ないくらいに痛みで疲弊していました。

吐き気も強かったですが、吐き気が一日中治まらない、胃の中に何も無くても吐くというのは変わらず、ただ凄く強くなったという感じでした。
言葉にすると単純ですが、実際は本当に地獄でした。

倦怠感は副作用もちゃんとあったと思いますが、吐き気や腹痛で疲れているから怠いというのもあったので、よく分からなくなってました。

口内痛は出て直ぐに薬で対処してもらったので、そこまでの辛さは無かったですね。

日焼けと色素沈着に関しては、直ぐには出ない症状でそれなりの日数が経ってから、だんだん肌や爪が黒くなっていきましたね。
移植が終わると肌の色もゆっくり元に戻っていき、爪も伸びていくと黒い部分が爪先に来て、新しい白い爪が生えてきていました。

先生から副作用は1週間くらいで治まるよと言われていたので、それを信じて耐えていました。
というよりも、そうでもしないと精神的におかしくなりそうでした。

今回はここまでにしようと思います。
吐き気、腹痛は本当に強かったですね。
同じような事ばかり書いていてしつこいかもしれませんが、それくらい酷かったという事を知って欲しいので書いています。

次回は移植についてです。
それでは、また来週もお付き合い下さい。