病気の経験9

2025年2月9日 0 投稿者: support

皆様こんにちは

私はゲームが好きで、ゲーム機やスマホゲーなど色々やっているのですが、最近スマホもゲーム機も様子がおかしくなってきて、まともにゲームが出来なくなってきているのが辛いです。
私の唯一の趣味であり、ストレス発散方法でもあるので機械の挙動でストレスが溜まってしまうのは本末転倒ですが、買い換える事も出来ないので諦めるしかありません。
ゲーム機は7年程、スマホは4年程経っているので仕方ない所はあるんですけどね。
PCも持ってはいますが普通のビジネスノーパソなのでゲームは出来ないんですよね。
いつかPCゲームもやってみたいなとは思っています。

さて今回は移植中の生活について書いていきたいと思います。
それでは始めます。

無菌室の中はベッド、洗面台、トイレ、シャワー室などが完備されており、シャワー室以外は6畳程の空間でまとめてガラスで区切られていました。
そして常に特別な高性能の空調が動いており、綺麗な空気を循環させて室内を清潔に保っています。
移植中はガラスで区切られている所から出ることは出来ず、移植が終わるまでずっとその場所で過ごすことになります。

トイレと歯磨きやうがいは出来ますが、移植中はシャワーに入ることが出来なかったので、温かい濡れタオルで身体を拭いていました。
シャワー室は母が利用していましたね。
寝る時に患者以外がいてはいけないので母は区画の外で寝ていました。
母が外にいる時や寝ている時に、私が呼んでも声が届かないので、遠隔で声を届ける事が出来る機器を設置したりというのもありました。

移植初日、ドナーさんの造血幹細胞が注射されました。
見た目は赤茶色っぽい色だったと思います。
注射されている時、独特の匂いが鼻に来ました。
腐ったコーンスープのような、ただもっと似てる匂いがあったと思います。
その匂いで思わず吐いてしまいましたね。
ここから、私とドナーさんの細胞の戦いが始まります。

前回生着不全について書きましたが、生着自体については書いていなかったので書きます。
生着とは白血球のうち、好中球と呼ばれる細胞の数が500を超える日が3日間続くと生着となり、その3日間の初日が生着日となります。
500から下がってしまったり、時間が経ってもそもそも上がらなかったりすると生着不全となる訳ですね。

移植中最も酷かったのは吐き気でした。
前処置が終わっても吐き気は全く良くならず、むしろ強くなっていました。
今までは強い吐き気止めを使うと少し良くなっていましたが、それを使っても全然効かない時がある程に強い吐き気になっていました。
吐き気の影響で真に辛かったのは、飲み薬です。
毎日1~3錠の薬を移植が終わるまで朝、夕と飲まなければならず、30分以内に吐いたら飲み直しなので泣きながら飲んでいました。
何回か吐いてしまい、飲み直しになった事もあり、薬の時間は毎回吐いてしまう恐怖と戦っていました。
水だと吐きそうになり飲めなかったので、私はいつもコーヒー牛乳で薬を飲んでいました。
食事も吐いてしまうので、覚えてはいませんが多分栄養点滴で何とかしていたのかなと思います。

腹痛は前処置より良くなっていて、下痢になるのは変わりませんでしたが、痛みは少し抑えられていきました。

移植中は身体に傷が出来るのを絶対に避けないといけないのですが、私はアトピー持ちなので無意識レベルで身体をかいてしまいます。
その防止策として、シルク素材の手袋を常に着けて生活していました。
ただそれでも何箇所か傷をつけてしまった事がありましたが、これが影響して検査などで異常が出る事はありませんでした。
移植中に限って口内炎もありましたね。
先生達がかなり焦っていましたが、これも大きな問題にはなりませんでした。
免疫が0に近く、簡単に感染症になってしまうので本当に気をつけなければいけないんですよね。

今回はここまでにしようと思います。
ドナーさんの細胞を注射された時の匂いですが、退院後に1回凄く似ていたものがあったのですが忘れてしまいましたね。
乾燥した食品だったと思うんですが…。
その匂いを嗅いだら一瞬でその時の事を思い出して吐き気がしたのは覚えています。

次回も移植中の生活についてです。
それでは、来週もお付き合い下さい。