病気をした子供の家族
2025年6月15日
皆様こんにちは
このブログに載せている猫の写真は、私が飼っている猫なのですが、実は入院中までもう1匹黒猫も飼っていました。
黒猫の名前はしじみで、ブログによく載せている猫はあわびといいます。
その子は自分が入院するにあたって何処かに預けなければならず、どうするか迷った結果2匹はママ友の所へ預けることになりました。
そのママ友も沢山の犬猫を飼っていたのて、その人に任せるのが安心だという結論に至りました。
あわびも私に懐いていますが、しじみの方が特に懐いていて、何処にでもついて回って、お腹を見せて撫でて構ってアピールをずっとしてくる可愛い子でした。
ですが当時は小学生で遊びたい盛りで、あまり2匹に構ってあげずにいました。
そして中学で入院で預けることになってしまい、原因は分かりませんでしたが、おそらくストレスによる病気で、しじみが入院中に亡くなってしまったことを伝えられました。
その時は抗がん剤治療の途中で、正直実感はありませんでしたが、少しして抗がん剤治療が再開されると治療で辛いのと同時に悲しみが出てきて、どうせならしじみと命を交換して欲しいという事を母によく言っていました。
そしてある日、抗がん剤治療も落ち着いていた時、一度だけしじみが夢に出てきました。
どんな夢かは忘れてしまいましたが、この夢できっと私の病気を持っていってくれたのかなと思います。
私の超希少な病気の治療が順調に進み、再発もせず治ったのはしじみのおかげでもあるのだと私は思っています。
今も精神状態が良くないので、あれから病気もせず生きてくれているあわびにそこまで構ってあげられている訳ではありませんが、あわびが亡くなるまでは生きようと思っています。
さて、今回は病気をした子の家族について書いていこうと思います。
それでは始めます。

病気というのは大小関わらず肉体的、精神的苦痛を伴います。
しかし、病気をした本人以外にも沢山の苦痛を感じている人もいます。
それがその家族です。
その中でも特に入院が必要な程の重い大きい病気をした子の家族の苦痛は計り知れないでしょう。
その苦痛は病気をした本人以外に家族にもトラウマとして残ります。
本人は病気発覚のショックや苦しい治療、治療の失敗などのトラウマ、その家族は子供の病気発覚の絶望感、子供の辛い治療を見ている事しか出来ない無力感、入院中の子供の世話の大変さ、子供の病気が治るかどうか分からない恐怖、様々あると思いますが例としてこのようなトラウマが残ります。
病気をした本人へのケアやサポートは勿論必要ですが、その家族もケアやサポートが必要です。
そして入院中に世話をしていた家族だけでは無く、お見舞いだけや見守る事しか出来なかった家族にもある程度のケアが必要だと思います。

そして病気をした子の家族はそのトラウマから、子供に悪影響を及ぼす事もあります。
例としては過保護、過干渉ですね。
私は中学生で入院が必要な程の病気をして、母は治療で私が苦しんでいるのを隣でずっと見続けて来ました。
それで様々なトラウマが残ってしまった結果、簡単に言うとずっと小学生扱いをされています。
何をするにも母が決めて自分に選択権は最初から無かったり、自分が選んだ物事に横から口出しをされて結局変えられてしまうなど。
中学生くらいまではいいのかもしれませんが、それが高校生、成人しても続くと流石に私のストレスがかなり溜まってしまい、何もやる気が起きなくなったり、一番安心出来るはずの家に居るのが辛いという気持ちが出てきてしまいました。
元々は放任主義で割と自由な感じでしたが、病気を経験してからはこういう事がとても多くなりましたね。
ただ、ブログのバイトを始めたりすると、母も少し落ち着いて来て前の状態に戻ってきています。
母も少しタッチを受けたりしていましたが、本当に少しなのでトラウマは消えておらず、まだまだケアが必要なのですが、色々あって本人はそれに消極的で、その理由も知っているので仕方ないと思いつつも、いつかはタッチをまた再開して欲しいとは思っています。
今回は私の母を実例として挙げました。
色々な条件でトラウマは変わると思いますが、それに関わらず病気を経験した子供とそのご家族へのケアとサポートは必要ですね。

今回はここまでにしようと思います。
大丈夫だと思っていても心の中にかなり大きなものを持っている方は沢山いるはずで、自覚症状はなくても無意識での変化があったりします。
そういう経験をされたことがある方は一度カウンセリングやセラピーを受けたりするのをおすすめします。
それでは、次回もお付き合い下さい。